ある考え方では

あるの視点から

日本の問題点

日本の問題点



はじめに

日本に関するデータから、日本の問題点を探ろうと思います。政府が公表した資料を中心に公的機関の試料も参考にしました。

実際の例

国債発行をグラフにする方法には、新規発行と残高の2つの要素があります。新規発行は、209年をピークに減少していますが、残高は増加しています。国債の新規発行が減少し、残高が増加している現象は、償還期間が長い国債を新規に発行することによって引き起こされています。私たちの生活に影響を与えるのは残高の方です。

税制の変更はメディアで大々的に取り上げられ、国会で税制改正を通すために大変な努力が必要です。しかし、社会保険料の変更は比較的簡単であり、経年的に上昇しています。さらに、厚生年金を受給したとしても、65歳で2000万円の貯蓄が必要だと言われています。国民年金ではさらにいると言われています。

 

昨年、2022年のGDPがドイツに抜かれ、世界で4位になったと報じられました。GDPは国家全体の経済規模を示す指標であり、個々の住民の豊かさを反映するものではありません。世界で4位になったことは大きく報じられましたが、1人当たりのGDPについてはあまり報じられません。最近の円高で日本人が貧しくなったと言われていますが、実際には随分前から貧しくなっています。

1人当たりGDPランキング推移(1990年・2000年・2010年・2020年)

1人当たりGDPランキング推移(1990年・2000年・2010年・2020年)②

 

アメリカの一面

私たちは順調な経済で、GAFAなどを生んだ国としてアメリカをを見ていますが、彼らは米国での勝ち組です。フォーブス誌の長者番付で上位の7割程度はアメリカ国籍です。しかし、他の国では圧倒的に支持者が多い「進化論」支持者が、過半数となったのは、ごく最近です。多くの人は、「人間は神が作った」もので、「進化論」である、現在の多様な生物は原始生物から進化したことを否定しています。

さらに、「進化論」の教育が禁止されている州もあります。つまり、「進化論」はフェークニュースだと言うのです。

報道も特異です。自由で多様であることがアメリカ経済の原因であるかのように言われますが、報道に関してはそれほど自由ではありません。言論の自由報道の自由は違います。

おわりに

日本文化では、行間を読むことが推奨されてきました。自分より上位の人物に対しては「忖度」と表現されます。1955年に自由党日本民主党が合同して以来ほとんど政権の中枢を担っていた自民党が、既得権益を作ってきましたが、これが、20世紀の日本経済復活と最近の衰退の一因だと思います。

幸福度(国民が幸福を感じているかどうか)では、日本は世界51位です。幸福は非常に主観的な判断で、幸福度ではいくつかの指数から計算しています。北欧が上位を占めており、ヨーロッパが一般的に上位にランクされています。

自殺率では40歳代から50歳代にかけてが多く、経年的にも増加傾向にあります。

日本が住みにくくなっていると感じる人が増えているようです。