はじめに
昨年4月、OpenAIのCEOであるアルトマン氏が来日し、岸田首相と会談したというニュースを見て、すぐにChatGPTの無料版を試してみました。当初の印象は「日本語が不自然で、使い物にならない」というものでした。しかし、その後もChatGPTに関する話題が広がり、専門家と称するコメンテーターが絶賛する姿を見て、5月に再度利用してみることにしました。このときには「結構使える」と感じ、C言語でプログラムを生成させたところ、無駄のないコメント付きの高品質なコードが返ってきて、専門家に依頼するよりも効率的だと実感しました。
ただ、短歌を英詩に翻訳させた際は直訳に近く、感情的な表現には適していないと思いましたが、最近では情緒豊かな詩の翻訳にも対応できるようになり、ChatGPTの進化を感じています。このようにAIが進化しているため、日付のない論評は参考にならないと考えています。
現在はChatGPTだけでなく、GoogleのGEMINIも利用しています。それぞれに特徴がありますが、ChatGPTでは画像生成やコードの作成が別機能として提供され、用途に応じて効率的に活用できるのが強みです。一方で、GEMINIにはまた別の強みがあり、特に情報検索や関連性の高い情報を引き出す力に優れていると感じています。
日常的にChatGPTを活用しているため、使い方を具体的にブログにまとめてみました。使い方に関するコメントやアドバイスをいただければ幸いです。
(24/11/12 記)
「ChatGPT」開発企業アルトマンCEOの考えは 期待と懸念 規制には | NHK
短歌の訳
現代短歌をquatrain(4行詩)に英訳しました。
【NO.1】鈴木晴香
短歌
『 自転車の 後ろに乗って この街の 右側だけを 知っていた夏 』
Quatrain
In the summertime light, I rode behind you,
Saw only the right side of our town’s view,
From the back seat, feeling the breeze—
Knowing only half of the streets, with ease.
【NO.2】工藤玲音
短歌
『 ガーベラも ダリアも花と 呼ぶきみが コスモスだけは コスモスと呼ぶ 』
Quatrain
You call each bloom “flower”—dahlia, gerbera, all,
But cosmos alone, by its name, you recall.
Something special, I wonder why—
A lone word chosen beneath autumn sky.
【NO.3】陣崎草子
短歌
『 未来とは レモン氷の 向こうなる おまえの八重歯に 映った花火 』
Quatrain
The future’s a blur through lemon ice,
Reflected in fireworks, lovely and bright,
In the gleam of your tooth, as you smile so sweet—
A promise of things our hearts hope to meet.
【NO.4】俵万智
短歌
『 たっぷりと 君に抱かれているような グリンのセーター 着て冬になる 』
Quatrain
The green sweater’s warmth enfolds me tight,
It’s like your embrace on a winter night.
Wrapped in softness, I’m held secure—
Carried through cold I can endure.
【NO.5】俵万智
短歌
『 「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日 』
Quatrain
“This flavor’s nice,” you said that day,
So July sixth will forever stay—
The date we made our “Salad Day,”
A memory, fresh in every way.
【NO.6】俵万智
短歌
『 寄せ返す 波のしぐさの 優しさに いつ言われても いいさようなら 』
Quatrain
Gentle waves recede in a tender flow,
Saying goodbye, soft and slow.
Whenever it comes, I’ll know it’s true,
Goodbye could be whispered, tender and blue.
【NO.7】木下龍也
短歌
『 鮭の死を 米で包んで またさらに 海苔で包んだ あれが食べたい 』
Quatrain
Wrap the salmon’s end in rice, so white,
Then cover it further with seaweed tight.
A taste I crave, simple and neat—
That layered flavor, savory and sweet.
【NO.8】小島なお
短歌
『 きみとの恋 終わりプールに泳ぎおり 十メートル地点で 悲しみがくる 』
Quatrain
Our love ends, and into the pool I dive,
By the tenth meter, I’m swimming alive—
Then sorrow strikes, sharp and deep,
Underwater, where memories sleep.
【NO.9】笹井宏之
短歌
『 「はなびら」と 点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい 』
Quatrain
I trace “petals” in Braille, feeling each line,
“This might be sakura,” a thought so fine.
A possibility blooming here,
In soft, silent touch, the season clear.
【NO.10】穂村弘
短歌
『 体温計 くわえて窓に額つけ 「ゆひら」とさわぐ 雪のことかよ 』
Quatrain
Thermometer held as I press to the glass,
Forehead cold as the snowflakes pass—
Is “yuhira” what you call this flurry?
A winter’s word, soft and blurry.
韻も踏んでいて、短歌の訳としてイケているQuatrainと思いませんか。
AIで、ブログを作る
chatGPTで、「AIの利用に関するブログを作ってください」と入力した答です。
ChatGPT:
Arduinoで28BYJ-48ステッピングモーターをコントローラー付きで動かすスケッチの例を紹介します。このモーターは一般的にULN2003ドライバーモジュールを介して制御されます。以下に、ボタン操作でモーターの動きを制御する基本的なコードを示します。
この例では、ボタンを押すとモーターが動き、もう一度押すと停止するシンプルな制御を行います。
必要なもの
Arduinoボード(Unoなど)
28BYJ-48ステッピングモーター
ULN2003ドライバーモジュール
ボタン
ジャンパーワイヤ
回路図
28BYJ-48モーターをULN2003ドライバーモジュールに接続
ULN2003ドライバーモジュールのIN1, IN2, IN3, IN4ピンをArduinoのピン8, 9, 10, 11に接続
ボタンをArduinoのピン2に接続
スケッチ
#include <Stepper.h>
const int stepsPerRevolution = 2048; // 28BYJ-48のステップ数
Stepper myStepper(stepsPerRevolution, 8, 10, 9, 11); // ピン8, 10, 9, 11に接続
const int buttonPin = 2; // ボタンを接続したピン
bool isMoving = false; // モーターの状態を保持する変数
int buttonState = 0; // ボタンの状態
void setup() {
pinMode(buttonPin, INPUT_PULLUP); // ボタンピンを入力として設定
myStepper.setSpeed(10); // モーターの速度を設定
}
void loop() {
int reading = digitalRead(buttonPin);
// ボタンが押されたとき
if (reading == LOW) {
delay(50); // チャタリング対策
if (reading == LOW) {
isMoving = !isMoving; // 状態を反転
while(digitalRead(buttonPin) == LOW); // ボタンが離されるまで待機
}
}
// モーターを回転
if (isMoving) {
myStepper.step(stepsPerRevolution / 4); // 1/4回転(適宜変更可能)
delay(1000); // 適切な遅延を入れる
}
}
コードの説明
Stepperライブラリを使ってモーターを制御しています。
ボタンが押されるたびに、isMovingフラグが反転し、モーターが回転・停止を切り替えます。
setSpeedでモーターの速度を調整しています。速度やステップ数は適宜調整してください。
説明など非常に丁寧で、改変しやすいようになっています。このスケッチで、実際にARDUINOは意図どうりに動きました。
画像
chatGPTの作った画像です。現時点ではAIの画像作成は気に入りません。
エントロピーの画像
春の風の
geminiの作った画像です。
エントロピーの画像
春の風の画像