考え方

新しい考え方を提案する事を中心に

日本の資源

日本の資源

はじめに

未だに「日本は資源が乏しい」という主張がネット記事などで見られますが、実際には日本には豊かな資源がたくさん存在します。確かに、石油の採掘はほとんど行われていませんが、石炭は良質のものが豊富に産出されています。また、貴金属や宝石の採掘に関しては、明治時代までは輸出国でした。

しかし、近年では人件費の安い国からの輸入が増えたことで、日本の鉱山産業は厳しい状況に直面しています。採算が取れなくなり、多くの鉱山が閉鎖されました。そのため、「日本は資源が乏しい」という誤ったイメージが根強く残っているのかもしれません。しかし、日本が豊かな資源を持っていることは事実であり、適切な技術と努力を結集すれば、これらの資源を十分に活用することができます。

 

 

 

 

EEZ

経済的排他水域の広さでは世界8番目と、中国・インドよりも大きくなっています。
国土が狭い訳ではありません。陸地の人口密度が高いだけですが、人口密度だけでは、日本より高い国は沢山あります。最近人口減少が問題になっていますが、長い目でみれば、人口はその土地の経済的な価値によって決まります。
順位 国名 EEZ(K㎡)
1 フランス 11,691,000
2 アメリ 11,351,000
3 オーストラリア 8,505,348
4 ロシア 7,566,673
5 イギリス 6,805,586
6 インドネシア 6,159,032
7 カナダ 5,599,077
8 日本 4,479,388
9 ニュージーランド 4,083,744
10 チリ 3,681,989
11 ブラジル 3,660,955
12 キリバス 3,441,810
13 メキシコ 3,269,386
14 ミクロネシア連邦 2,996,419
15 デンマーク 2,551,238
16 パプアニューギニア 2,402,288
17 ノルウェー 2,385,178
18 インド 2,305,143
19 マーシャル諸島 1,990,530
20 ポルトガル 1,727,408

資源

日本は水資源が非常に豊富であり、水道水がそのまま飲める地域は、世界中に あまり ありません。水は生命にとって食物以上に重要な役割を果たしています。

宝石など

また、宝石に関しても日本は豊富な産地があります。海で取れる真珠やサンゴ、貝類などもあり、世界中で高い評価を得ています。

鉱業

 
水晶、雲母、硫黄なども日本各地で豊富に産出されています。また、良質な陶土も取れるため、陶芸産業も盛んです。

金属

 
火山大国である日本では、地下からの噴出物が豊富であり、温泉だけでなく硫黄、水晶、ヒスイなども採取されます。さらに、地熱をエネルギー源として利用すれば、無尽蔵のエネルギー供給が可能であり、温室効果ガスの発生も抑制されます。現在のエネルギー政策は、石油を安価に大量に輸入できることを前提としており、国の特性には合っていないと言えます。
 

化石

化石は豊富に見つかります。その中には石炭も含まれます。近年では恐竜の化石も発見されています。

結びに

それぞれの立場から資源について述べたことが、日本全体に関して、歴史的な観点からも言えることを検証する必要があります。多くの資源は地下からの噴出によってもたらされます。火山の多い日本は資源が不足しているとは言えません。地熱も温泉だけでなく、様々な利用法があるでしょう。

間違った認識が多いとおもいます、