パラダイム

あるパラダイムを意識する

日本

日本とは何か。伝統と思っている事は?古代からのパラダイムの変遷。

静かな増税である「物価高」

はじめに 2020年代の日本では、急激なハイパーインフレは起きていないものの、生活必需品からエネルギー、サービス価格に至るまで「じわじわと生活が苦しくなる」現象が続いています。その背景には、アベノミクスの中核であった“異次元の金融緩和”が、長期に…

第2次世界大戦と「特権階級」

はじめに 一般論として、第二次世界大戦期の財閥、豪商、豪農といった富裕層や特権階級の死亡率(戦死率を含む)は、平均(一般国民や兵士)よりも低かった可能性が高いと考えられています。 このことに関する確実な統計データを見つけるのは困難ですが、当…

生活苦、ポピュリズム、ナショナリズムの悪循環

はじめに 現代世界の政治的不安定と社会分断の背景には、「生活苦(経済的不安)」→「ポピュリズム」→「ナショナリズム」という三位一体の危険な連鎖があります。 この連鎖は、人々の不満を政治的に利用することで一時的な熱狂を生み出しますが、結果として…

錯誤:国家と国民

はじめに 「国が豊かであれば、国民も豊かである」という考えは、多くの人が自然と抱く感覚かもしれません。この感覚の根底には、国際スポーツの場で自国の選手を熱心に応援するのと同様の、国に対する一体感や期待(ファン心理)が存在しています。 GDPは経…

日本から世界へ!藤井風・Ado・YOASOBI

はじめに 最近は藤井風、Ado、YOASOBIをよく聴いています。彼らが日本発のアーティストとして世界でも活躍していることは本当に素晴らしいと思います。過去に世界的な大ヒットといえば、坂本九の「上を向いて歩こう」がありましたが、海外では「スキヤキ・ソ…

聖徳太子とは何か

はじめに 聖徳太子(厩戸皇子)は、日本の歴史において非常に重要な人物として伝えられていますが、その実像と後世の「理想化された聖徳太子像」には大きな乖離があると考えられています。また、皇国史観により、作り上げられた部分も多いと思います。このブ…

禅宗と侘び寂び(わびさび)

はじめに 禅宗は日本に大きな影響を与えており、それは 建築、庭園、茶道、書道、絵画などの美意識だけでなく、行間を読んだり、忖度する日本精神の基盤にもなってきました。これらの文化的要素は、現代では精神的圧力の一因ともなっていますので、日本文化…

日本の自然資源の豊かさとその特性

はじめに 「日本は資源が乏しいが、技術力でそれをカバーしている」という言葉をよく耳にします。しかし、その技術力はどのように培われてきたのでしょうか。そして、日本は本当に資源に乏しい国なのでしょうか。この問いを通じて、日本の自然資源の特性と、…

神様と柱:日本文化における象徴的な関係の考察

はじめに 日本では「柱」という言葉や概念が宗教的、文化的な象徴として多くの場面で使われています。神様を「柱」で数えることや御柱祭の存在は、柱が単なる建築要素ではなく、深い意味を持つことを示しています。このブログでは、柱が持つ象徴的な意味やそ…

家族のあり方を考える:「姓」の歴史

はじめに 「選択的夫婦別姓」が現在、政治課題として浮上しています。これまで日本では夫婦同姓が当然のこととされてきましたが、実は世界的に見て、夫婦に同じ姓を強制する国は多くありません。 歴史的に見ると、江戸時代までは「姓」を持つ事は特権とされ…

陶芸家の美的な探究:器の魂と作品の融合

はじめに 陶芸家にとって、茶道具や酒器、食器などは単なる実用品を超えた存在です。それぞれの器が持つ文化的・美的価値を深く理解し、作品に反映させることが重要です。器の役割や使用される場面に応じて、形やデザイン、焼き方、釉薬の使い方が異なり、陶…

失敗を恐れる文化:日本社会の現状と未来

はじめに 日本社会には、失敗を避けるべきだという強い圧力が存在します。この圧力がストレスの多い社会を形作る一因となっていて、街には「癒」の店が沢山作られています。 学校や職場、家庭においても、失敗が「してはいけないもの」として扱われる文化が…

日本の家族概念と社会構造

はじめに 血縁関係者が集団を作る行動は哺乳動物にはよく見られます。 日本においては「家」の重要性は、歴史的・文化的な背景から来ており、極端に家族や血縁を重んじる傾向が、社会構造の根底をなしています。日本は海で囲まれており、他の文化や概念との…

日本古酒の魅力と日本酒の楽しみ方

はじめに 数年前のことですが、実家には地下室があり、そこにある扉付きの棚をワインセラーとして使っていました。地下室は夏はひんやりし、冬は暖かく、温度はおそらく15度±5度だったでしょう。 私は、冬の時期には、いつも同じ銘柄の生酒を飲んでいました…

原子力発電所と政権の対応

はじめに 2011年3月11日、日本は未曾有の災害に見舞われました。東日本大震災は、東北地方を中心に広範囲に甚大な被害をもたらしました。その直後、福島第一原子力発電所での事故が発生し、放射性物質の漏洩が大きな問題となりました。この事故は、単なる自…

「報道の自由度」ランキングの課題と展望

はじめに 国境なき記者団が発表した2024年の世界報道の自由度ランキングにおいて、日本は70位という結果となりました。これは前年より2ランクダウンし、G7諸国の中では最下位という憂慮すべき状況です。 本記事では、このランキング結果を受けて、日本の報道…

個人主義の光と影

はじめに 現代社会においては個人の価値や個性が強調され、個人主義が浸透していく傾向があります。今を生きる人々が感じる孤独感に象徴される、ストレスの多い社会です。 その背景や特徴・影響について考えていきたいと思います。 背景 インターネットやSNS…

官僚制度改革への国民参加

はじめに 日本の賃金が30年以上上がっていないという状況は、他の国々と比較しても非常に特異なケースです。多くの先進国では、この期間に賃金が上昇している一方で、日本では経済の停滞とデフレーションが続いてきました。 賃金停滞の原因 1. 経済成長の停…

庶民にとっての明治維新

はじめに 江戸時代から明治時代への転換は、明治維新として戦国時代の日本統一とともにドラマ化されており、多くの本も出版されています。しかし、具体的な行政には中央や地方の役人も必要です。そういった人々はどのように選ばれたのでしょうか。また、彼ら…

報道の自由と民主主義

はじめに 「国境なき記者団」では24年の「日本の報道の自由度」は世界70位です。G7の国の順位は10位 ドイツ ・14位 カナダ ・21位 フランス・23位 イギリス・46位 イタリア・55位 アメリ1位はノルウェーで、北欧の国は全てが10位以内です。アジアの…

円安と日本経済の行方

はじめに GNP比で見ると、日本の負債はG7諸国の中で飛び抜けて多いです。日本の海外資産残高は日本国債の総額を上回っているため、日本は負債を抱えることができました。ただし、その負債を返済するのは我々国民であり、負担率は増加しています。海外からは…

サイト集

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明治時代に役人になった人達

はじめに 維新の志士の話はよくされますが、具体的な行政には政府の公務員や地方行政も必要です。そういった人々はどのように選ばれたのでしょうか。また、彼らが帝国憲法の下でどのような役割を果たしたのでしょうか。 封建制から帝国制 江戸時代から明治時…

日本の資源

日本の資源 はじめに 台湾の花蓮を中心に大きな地震がありました。それにつながる、4つのプレートに囲まれた日本は、世界有数の火山大国であり、各地に温泉が点在しています。 地震や津波による被害が絶えませんが、海に囲まれ、経済的排他水域の広さでは世…

バブル景気とその後

はじめに 池上彰氏が、バブル景気についての記事を書いていましたが、私と彼は同学年でした。 彼は、なぜバブルが膨らみ、「ドル安」を実現できたのかについて解説しています。高級ブランドや高級車が飛ぶように売れ、日本が史上空前の豊かな国になった背景…

国府宮の裸祭り

裸祭りは全国にあり、禊と豊穣・豊漁に大別されるらしい。禊は旧1月なので冬、豊穣・豊漁は旧8-10月なので夏に行われることが多い。 裸祭り - Wikipediaja.wikipedia.org ここでは一番マスコミで取り上げられている稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)の裸…

日本の資源

日本の資源 はじめに 未だに「日本は資源が乏しい」という主張がネット記事などで見られますが、実際には日本には豊かな資源がたくさん存在します。確かに、石油の採掘はほとんど行われていませんが、石炭は良質のものが豊富に産出されています。また、貴金…

「お金」の はなし

「お金」 はじめに 「お金」が好きではない人はほとんどいません。しかし、考えてみると「お金」は不思議なものです。ネット振り込み、クレジットカード、プリペイドカードなどは口座残高の単なる付け替えです。紙幣などは、金額が印刷された紙切れです。金…

新パラダイム

新パラダイム はじめに 従来のパラダイムでは、地球温暖化や反グローバル主義に関する問題は、主に経済成長や国家間の競争、資源の利用といった枠組みで捉えられてきました。経済発展を優先し、その過程で生じる環境問題や社会的な不平等は、後回しにされる…

日本における銀行の歴史

銀行の歴史 はじめに 金利が付かない時代が続いていましたが、円安で物価が高騰し、株価も日経平均は40,109.23(24/03/04)で終わっています。 35年ほど前では、日経平均株価に含まれる銘柄や、日本円以外の為替相場も大きく違います。また、配当金も考慮…