考え方

あるの視点から

為替変動と個人の財務への影響

はじめに

現在(24年7月12日6時)は1ドル158円87銭です。ネット記事では介入と言われています。急にフェーズが変わるのは介入以外に考えられません。162円には行かせないようにしているのでしょうか。160円にいつなるでしょうか。

 

実際

7月12日朝の10年国債金利は、日本が1.07%、米国が4.21%です。両替手数料が1ドル25銭の場合、10年後にドル為替が116.81円以上であれば、米国債の方が円に両替しても高くなります。月単位では、10年後のドル為替をいくらに予想するかということが、現在の為替レートを決定する要因となります。




 

円安

円安の具体的な定義は市場の状況や時期によって変わるため、明確な境界線はありませんが、一般的に次のように考えられます:

円安の基準

  一般的には1ドル=110円以上の水準が円安と見なされることが多いです。特に、1ドル=120円を超えると、かなりの円安と見なされます。

 なので、現在は異常な円安と言えます。過去1週間のユーロ為替は以下のようで、現在は175円です。日本の国力はここまで落ちていると思うべきでしょう。

結論

ネットでは円安を称賛するような記事もありますが、一般日本人の資産はほとんど円建てですので、インフレ率分は目減りしています。価格のグローバル化が進むと、米ドル建てでは資産は2年前と比べると3分の2になっています。

また、円安の影響で海外からの観光客が多くなり、オーバーツーリズムが問題となっています。円安で利益を得る企業もあるでしょうが、国民としてはあまりありがたくはありません。

メジャーな経済評論家も、政府や企業ばかりに目を向けるのではなく、庶民の感覚を身につけてほしいと思います。


円安で